海外旅行記

ヨーロッパ [08] 出張記 2006年 ~ルーマニア~

出張記 2006年

2006年 3日12日 ~ 2006年 3月20日

訪問都市

ルーマニア:ブカレスト、ペトロシャニ

1日目(3/12)関西 → ブカレスト

今朝は午前5時起き。昨夜寝たのが午前3時だったのでかなり辛かった。頑張って起きて用意をして出発。雨の降る中、関西空港へ向かった。今日は某市ハーフマラソンに参加する予定だったが、出張なので仕方なく断念。来年頑張って走ろう。でも雨の中を走るのはイヤだったし、ちょうど良かったかも…

空港に着くと搭乗予定のルフトハンザドイツ航空は何と2時間半の遅れが出ていた。そのせいでチェックインカウンターはやたらに混んでいる。仕方なく並んでると、今度はシステムのダウンで、チェックイン作業が止まっている。そんなこんなでチェックインするだけで約1時間かかった。でも、そのお詫びにと食事券をもらえた。

結局、2時間半遅れで出発した飛行機は予定より2時間遅れでフランクフルトに到着。ここで約3時間の乗継ぎ待ちをして、ルーマニアの首都ブカレストへ。

ブカレストに到着したら既に日付が変わっていた。そして、両替をして真夜中のタクシーでホテルへ向かった。雨の中、タクシーは飛ばしてくれた。お陰で午前1時にホテル到着。先月と同じホテル、落ち着くなぁ…。明日からはまたあのボロいホテルだしなぁ~、ちょっとやる気がなくなる。とりあえず早く寝て、明日に備えよう。移動ばかりでかなり疲れた…。

2日目(3/13)ブカレスト → ペトロシャニ

昨夜は移動の疲れもあり、よく眠れた。そして、今朝の目覚めは良かった。シャワーを浴びてから朝食へ。このホテルの朝食を食べるのも何回目だろうか…。その後、ホテルをチェックアウトして前回と同じ取引先へと向かい、そこで現場入りの準備をした。

そしてまた現場へ向けて出発。7時間のドライブ。ルーマニアの道は穴がいっぱいあって、ボーっと運転してたら穴にはまってしまう…運転も大変そうだ。やはり道のりは遠く、時差ボケや疲労からか車の中で何度も寝てしまった。そして今回は5時間で現場のある街・ペトロシャニに到着できた。

早速ホテルをチェックイン。今回は前回と違う少し良いホテルを予約してくれていた。…がしかし、部屋は前回のホテルと変わらない位に汚くて薄暗い。やっぱりこの辺のホテルはどこもこんなものだろうか。

夕食はホテルのレストランへ。メニューは沢山あるが、作れないものが沢山あるとの事。それにしても物価が安いなぁ。ブカレストの半分以下でちょっとビックリした。夕食後は部屋に戻り、何故かすぐに寝てしまった。まだ20時だというのに…。

3日目(3/14)ペトロシャニ

昨夜は早く寝たので今日は早く起きる事ができた。今日から現場に入るという事でしばしの緊張。現場はもちろん、街もすごい雪が積もっていたのでビックリだった。自分がいなかった2週間でこんなに降ったんだから。

現場の作業環境は最悪だ。足元は雪と泥でグチャグチャ、おまけにメチャクチャ寒い。結構防寒したけど、気温は0度だから。この環境の中、高所の作業で余計に疲れる。仕事を終えた時はもうぐったりだった。

夕食も何と変わり映えの無い事。肉の素焼きとポテト。味は特に付いてない。まぁ自分は何でも食べられるから全然OKなんだけど。食事の会話の中で音楽の話題になり、ルーマニア人にオゾンの「恋のマイアヒ」ついて聞いてみたら、もちろん知っていた。しかも日本で流行っていた事にビックリしていた。まぁ、ルーマニアって言ったらこれくらいしか思い付かないしね。食事を終えて部屋に戻ると、疲れと酔いから、昨日同様にすぐに寝てしまった。

4日目(3/15)ペトロシャニ

今朝は午前0時に一旦目が覚めた。そういえば昨日も同じ時間に目が覚めた。よく考えると日本時間の午前7時で、いつも起きる時間に近い。もう環境が変わって数日経つのに、体内時計はしっかり働いている事に少しビックリした。

今日も現場での作業で非常に疲れた。現場は雪のせいで足元はグチャグチャの泥だらけになってる上、大きなファンの音がものすごくうるさい。そして気温は0度前後。もう寒さと騒音でストレスが溜まる。しかも今日は遅くまで頑張ったので、暗い中での作業。現場には全く灯りがない…。

ホテルに帰ってからはとりあえず眠かった。しかしこの疲れのお陰で、夕食時のお酒も美味しい。勢いよく飲み過ぎて更に眠くなってしまった。部屋に戻ってからはすぐに寝たが、今日はサッカーのチャンピョンシップがやってるらしく、周りの部屋がやたらうるさかった。

5日目(3/16)ペトロシャニ

今日も昨日と同様に現場へ入る。今日は少し天気が良かった。しかしその天気のせいで雪は溶け、足元は昨日よりも悪い。しかも変わらずの凍えるような寒さ。今日も本当に疲れた。

疲れてホテルに戻り、レストランでビールを飲む。疲れた体にはかなり美味しい。自分ひとりならビールなんて絶対に飲まないけど、今回の出張ではみんな飲んでるので自分も飲む。今日は昨日以上に酔いがまわる。でもこの山奥での最後の夜なので、良しとしよう。

ホテルのレストランも今日で4回目。飽きてきた。食べる物に全然変化がない。豚→鶏→豚→鶏といった感じである。またこのレストランの音がうるさい。何やら毎日ステージで簡単な演奏と歌をやっているのだが、音量が大きくて、しかも歌は下手。まるでカラオケだ。このうるさいカラオケのお陰で会話がしにくい…。まぁこのレストランも今日で最後だからいいけど。食事を終え、部屋に戻ると倒れるように寝てしまった。

6日目(3/17)ペトロシャニ → ブカレスト

何故か今日は午前4時に目が覚めて、そこから朝まで眠れなかった。何故だろう?ともかく今日でこの山奥から脱出できると思うとうれしい。しかし現場での仕事は困難を極める。問題は解決するどころか、増えていく一方で解決策がない。しかもブカレストに戻る時間が迫っていて、作業報告もバタバタで終わらせ、逃げる様に現場を後にした。

一息つく間もなく、ブカレストへ向かう。トイレ休憩もなくしんどかった。そして急いだ甲斐あって5時間でブカレストへ到着する事が出来た。いつものホテルに戻って来てホッとした。そしてメールチェック。山奥のペトロシャニではメールさえも見れなかったからなぁ~。やっとまともな環境に戻った。明日は何も予定は無いのでゆっくりしよう。もうここまで来ると一刻も早く日本に帰りたくなってきた…。

7日目(3/18)ブカレスト

今日はスローな一日を過ごした。朝食もゆっくり食べて部屋でずっとメールやネットをしていた。ブカレストの街も特に出掛ける所はないので退屈だ。これがアメリカなら部屋にはいないだろうけど…。

夕方にいつものスーパーに行ってみた。んーやっぱり特に買う物もないが、簡単なお土産だけでも買っておいた。それは意外にレイ(現地通貨)が沢山余っているからだ。ルーマニアのお金なんて残しても意味無いし。…って言うかもう来たくないし。

という事で帰りの空港までのタクシー代だけ残して後は使ってしまおう。なので、夕食は豪勢にしてみた。とは言ってもルーマニアなので値段はしれてる。レストランでフォアグラを頼んでみた。そしたら、「マジでこんなデカいの!?」っていう大きさの物が出て来てビックリ。恐らく後にも先にもこれほど大きなフォアグラを食べる事はないだろう。そんな大きさで2000円くらいだ。

明日はやっとやっとの帰国だ!っと言いたいところだが、ここに来てドイツに寄って帰る案が浮上…。出切れば是非帰国したいのだが、これは明日の朝にならないとわからない。帰国出来ますように!

8日目(3/19)ブカレスト → 関西

あまり寝ていないが予定通りに起きる事ができた。そしてチェックアウトして、空港へ。そうそう、腑に落ちないことが1つ。タクシー料金が毎回行きと帰りで違う事。システムがよくわからない。空港へ向かうタクシーの中で帰国する事が決定。かなりホッとした。

空港ではスムーズに出国手続きも終わり搭乗を待つ。残ったルーマニアのお金を使おう、まずは喉が渇いていたのでコーラを買うことに。「11万レイです。」と言われ、財布の中を見ると余裕で足りるので何事も無く支払う。支払った後に気付いたのだが、11万レイって日本円で約500円!異常な高さにビックリ。ぼったくられてるのかと思ったが、他の商品も全部高い。空港ってこの値段が普通みたい。

2時間半のフライト後、フランクフルトに到着。6時間の待ち時間があるので、一度空港の外に出た。…と言っても行くとこは特にないので空港内のカフェでお茶をした。いつもならば、コーヒやジュースで済ますのだが、帰国出来る嬉しさのあまりビールを2杯も飲んでしまい、酔っ払ってしまう。朝からビール飲む何て生涯で初めてではないだろうか。そんなこんなしてる間に時間が過ぎ、関西行きの搭乗時間となり、飛行機に乗り込んだ。

9日目(3/20)関西

飛行機の出発が1時間位遅れたので、到着も少し遅れた。それにしてもエコノミーは辛い…。窓側の方がゆっくり寝れていいかな…?今年に入って既にヨーロッパを3往復している。マイルが貯まるのは良いが、同時に疲れも溜まる。飛行機に乗るのも大概飽きてきた。ビジネスなら乗りたいけど。今回は仕事の内容もキツかったが、体力的にも疲れたので家に帰ってゆっくりしよう。