海外旅行記

ヨーロッパ [03] 旅行記 2000年 ~イギリス、フランス、イタリア~

旅行記 2000年

2000年10月19日 ~ 2000年10月26日

訪問都市

イギリス:ロンドン

フランス:パリ

イタリア:ローマ

1日目(10/19)関西 → ロンドン

 今回の旅行は前回の韓国から中6日というとんでもない早さで出発した。母と母の姉との3人でツアーに参加した。初めての団体旅行という事で、少し緊張もあった。

 まず、関西国際空港からはスイスエアーでスイスのチューリッヒを経由し、イギリスのロンドンへ向かった。12時間+2時間のフライトはとても疲れた。でもロンドンのヒースロー空港に到着してみれば、あっという間。空港からは旅行会社専用のバスが用意されていたので、それでホテルへ向かった。楽チンだ。

ホテル到着後、近くのコンビニでビールと生ハムを買い、それを食べてすぐに寝た。ホテルはまぁまぁ良かったし、ベッドは広かったし、言う事はない。

ロンドンのヒースロー空港に着陸の際に飛行機から見えたロンドンの夜景は最高だった。日本とは違い、オレンジ色だったのが印象的だ。

2日目(10/20)ロンドン

2日目は早速観光だ。午前中はロンドン郊外にあるウィンザー城を見学した。運良く兵隊の交代式が行われていて、これは面白かった。昼からは大英博物館を見学。ここには本物のミイラなども置いてあり、リアルだった。

ここで、雨が降ってきた。さすが「霧のロンドン」だけはある。2回目のロンドン訪問となるが、前回も雨だった。まぁ、大した雨じゃないからいいけど…。そして、引き続き観光は実施され、あのダイアナ妃のお葬式も行われたウェストミンスター寺院、ビッグベン、バッキンガム宮殿を見学。ほとんどは前回に見た事があったので特に感動はなかった。

夜御飯には名物のフィッシュ&チップスを食べた。感想としては、普通の白身魚のフライとフライドポテトだ。時差ぼけのせいかすごく眠かった。それにしても、ロンドンは道も狭くゴミゴミしていて良いイメージがない。この街は自分に合わないかも…なんて思いながら2日目が終わった。

3日目(10/21)ロンドン → パリ

午前はパリへの移動日だ。ロンドンの滞在は1日と非常に短く、慌ただしくパリへと向かう。ホテルを午前7時に出発したのだが、外は暗くバスの中から見る夜景が印象的だった。特にテムズ川から見るビッグベンはきれいだった。

ウォータールー駅に到着し、ロンドンとパリを約3時間で結ぶ高速列車ユーロスターに乗り込んだ。そして、昼過ぎにはパリ北駅に到着した。

パリも2回目だったのでさほど緊張もなかった。パリではツアーを離団し、パリの街を一人で歩く事にした。音楽を聴きながら、気の向くままに歩いた。セーヌ川からの眺めは何回見ても最高だ。さすが「花の都」だけはある。そんな街を写真に撮りながらひたすら歩いていたらもう18時になっていた。団体ツアーに戻る為、地下鉄でホテルに帰った。

夕食にはエスカルゴを食べた。ちゃんと殻のついたやつ。サイゼリアで食べたのとは大違いだ。でも、何かオリーブオイルとガーリックの味ばかりで、あまりよくわからなかったけど、普通に食べられた。やっぱ見た目は気持ちが悪いけど…。夕食の帰りにパリの夜景が見られた。エッフェル塔が特にきれいだった。2000年特別のイルミネーションも見れたし。ホテルに帰ってからはすぐに寝た。ワインも飲んで気持ち良かったしね。

4日目(10/22)パリ

この日は10時出発とかなりゆっくりだった。天気も晴れていた。この日の観光は、少し郊外にあるヴェルサイユ宮殿だ。宮殿の敷地の広さや派手さには驚かされた。
 昼からはツアーではなく、自由時間だったので、マドレーヌ教会を見てコンコルド広場へ行った。コンコルド広場には観覧車があった。ガイドさんに聞いたところ、2000年限定の観覧車らしい。そういえば、去年はなかったような気がする。それから、シャンゼリゼ大通りを歩き、凱旋門へ行き、展望台へ。エレベーターが壊れていたので階段で登った。(去年も壊れていたような気がする。)上からの眺めは最高だ。本当に何回見てもスケールの大きさに驚かされる。パリへ行ったら、エッフェル塔に昇るのもいいけど、凱旋門を是非お勧めしたい。

パリの滞在日数は2日間しかなかったがが、やっぱりパリは良かった。でも、パリは建物などの表向きはすごいきれいだが、少し裏道に入るとすごく汚い所があるのが気になる。特に犬の糞がたくさん落ちている。これは、ガイドさんに聞いた話しなのだが、パリでは犬の糞を飼い主は拾わないらしい。それは、パリで犬を飼っている人は、犬の糞税という税金を払っているらしい。だから、犬の糞を拾うのは役所の仕事になっているらしい。パリの街にはあちこち犬の糞が落ちている。これからパリに行く機会がある人は、犬の糞に注目してみるのも面白いのではないだろうか。くれぐれも踏まないように!

5日目(10/23)パリ → ローマ

今朝は4時起きで非常にしんどかった。それは、7時15分発のローマ行きの飛行機(エールフランス)に乗るためだ。フライトは約2時間で、あっという間に最後のイタリアに到着した。初イタリアだったので緊張だったが期待も大きかった。イタリアはピザにパスタにジェラートに食べ物が楽しみだったから。しかし、ガイドさんからイタリアはスリがいっぱいいるし、ジプシーがたくさんいるから治安も悪いと、耳にたこができるほど言われた。噂でもイタリアの治安は良くないって聞く…。でも、予想してたよりは大丈夫だと思った。

お昼御飯にはピザを食べに行った。とってもおいしかった。薄い生地にキノコがたくさんのったピザで本場イタリアを感じた瞬間だった。
 その後、観光に出掛けた。まず、世界で一番小さな国であるバチカン市国へ行った。バチカン市国の教会には鉄の聖なる門というのがあり、これは25年に一回しか開かないらしく、この門を通ると今まで自分の犯した罪が償われるというものだった。自分はこの門を通ったので罪は洗い流されたという事やね。教会の中もすごく大きくて感動した。

その後、コロッセオ、トレヴィの泉、スペイン広場を観光した。
 そして、夕食はカンツォーネディナーだった。生のカンツォーネを聞けたのは良い経験だった。このディナーではパスタが出た。とうとう待ちに待ったパスタを食べる時がきた。きっと、食べた瞬間に感動するに違いないと予想していたが、期待はずれに終わった。どっちかと言うとあまりおいしくなかった。「HOK、パスタに感動」なんて、ありえない…。このディナーではワインが飲み放題だったので沢山飲んでしまった。なので記憶が無くなってしまい、あとの事はよく覚えていない。とりあえず眠かったので、ホテルに帰ってすぐに寝た。

6日目(10/24)ローマ

今日は朝早くからポンペイへ向かった。ローマからはバスで3時間半くらいだったのでかなり遠かった。ポンペイでは遺跡を見学した。この遺跡は2000年前の物らしく、本当にすごかった。驚いたのは今も2000年前も生活の基本的なスタイルは何も変わってないというとこだ。信じられない事ばかりだった。このポンペイの遺跡はお勧めだ。しかし、この日は暑かった。10月下旬にも関わらず、Tシャツ1枚で十分だ。

お昼にはまたパスタを食べた。貝類がいっぱい入ったパスタだった。こんどこそ感動か!?と思ったが、普通の味で特に感動はなかった。

その後、バスでナポリへ向かった。ナポリの港は最高に良い景色だった。さすが「ナポリを見て死ね」というくらいあると思った。本当に絵葉書を見ているような景色だった。ここでは、写真だけ撮ってすぐバスへと戻り、また3時間半かけてローマへ戻った。

この日の夜はツアーに食事がついてなかったので、各自で食事をした。ツアーの他の人達はみんなホテルのレストランで食事していたが、私達はホテルの外へ出て、近くのレストランへ行った。そこで、生ハムとモッツァレラチーズとカルボナーラを食べた。ここでも3度目の正直とはいかず、普通の味だった。やっぱり、日本で食べるのが一番おいしいのではないか。本当に感動する位のパスタが食いてーー!

7日目(10/25)ローマ → 関西

早いもので、もう帰国の日になった。ローマのフェミチーニ空港を9時40分発のスイスエアーに乗り、またチューリッヒ経由で関西国際空港に向かった。
 旅行全体の感想としては、今まで自分の中で団体旅行は軽視しがちであったが、今回のツアーに参加してみてツアーの良し悪しがわかった。まず、良いところは、出会いがある事。ガイドさん達もすごく良い人達で、すごい知識を持っていて話しを聞いているだけですごい勉強になった。これは、決して個人旅行では味わう事の出来ないし、ガイドさん達は旅行の魅力をさらに教えてくれたような気がする。悪いところは、スケジュールが全て決まっているので自分の好きな所に行ったり見たり出来ないとこかな。ついて行くだけという感じで、少し面白さに欠けるなと思ったが、楽チンで良かった。

8日目(10/26)関西

今回の旅行は、団体旅行だったが本当にいろんな人に出会うことができ、この人たちのお世話や、いろんな人の協力により思い出に残る旅行が出来たと思う。本当に満足した気持ちで帰国できた。本当に良かった。
 朝8時半に関西国際空港に着き、リムジンバスで自宅へ向かった。そして、帰宅後は疲れも見せずテニスに出掛けるのであった…。